ボール支配率は70%を超えていても、打開策もなく単に回しているだけ。
動きながらパスをだすとか受ける動きがないから、ペナルティエリアに入ることさえできていなかった。
できたことといえば、PA付近で簡単に潰されてフリーキックを得るだけ。
それもワンパターンで得点の臭いはまったくしなかった。
あーあ。これでコロンビア戦で勝ってもコートジボアールがギリシャに勝てばグループリーグ敗退となる。
確かに、この試合で負ければグループリーグ敗退が決定してしまうが、引き分けでも実質的には同じようなものだ。
相手が前半に1人少なくなって数的優位にたったのだから、もっとアグレッシブに攻撃していくべきだった。
カウンターを怖がって恐る恐るパス回しするから推進力が弱く、ゴール前に素早くボールを運べない。
ほとんどの攻撃は本田を経由するが、そこでいつもスピードダウンしてしまう。
本田は交代したほうがよかったのでないか?
もしくは岡田監督が言っていたように、やはり本田を1トップにしたほうが、全体的に押し上げが早くなる気がする。
それから、最終的に交代枠を1つ残して終了したのはなぜなんだ?
またもや吉田を前線に上げてのパワープレイには閉口した。
スペースがなくなるから、かえって邪魔なんだよ。なぜそれがわからない。
なぜ齋藤を入れない。
清武や青山は何のために選出したのか?
単なる怪我交代要員なのか?
今日のような試合展開で試さずに、いつ試すつもりなのか。全く理解に苦しむ。
せっかく4年間楽しみにしてきたW杯なのに、アホな采配ばかりで台無しだ。
これでは選手が可哀想だ。
コンフェデの教訓を全く活かせていないし、何を改善したんだ?
というか、きちんと対戦相手をスカウティングをして、具体的かつ効果的な打開策を研究していたのか?
だって、今日のような展開は十分予想できたはずでしょう?
1人減って10人になる。先制点を取られる。そうなるとギリシャはより一層守備を固めてくる。
ボールは支配できるが高さでは勝てない。
その場合、どのように打開するのか。具体的な動き方や連携方法を練習していなかったのか?
ボールを回して横から精度の低いセンタリングを放り込むだけで、まったく能が無い。
コロンビアは強い。ギリシャとは比べ物にならないほどのスピードと切れ味のあるカウンターは、吉田・今野では防ぎきれないだろう。
対して、日本に鋭いカウンター攻撃など期待できない。
今大会の傾向として、カウンター攻撃が強いチームが勝ち残っていく傾向があるように思う。
スペインが早々に敗退してしまったように、いくらパスを回せても、いつでも鋭いカウンターが襲ってくると意識させられていると、自然とパス回しが遅くなったり慎重になったりするものだ。
そうなるとパスサッカー自体が脅威にならなくなる。
実際、パスカットできれば鋭い出足と迫力ある推進力で一気にゴール前まで運んで手数少なくシュートまで持ち込んでいく。
昨年、今年のチャンピオンズリーグの傾向を見ても、最新のサッカートレンドとして、鋭いカウンター攻撃ができるかどうかが勝ち上がるための必須条件になってきている。
スポーツにたらればはないが、もし、トップ下を本田ではなく香川で固定し、全盛期のドルトムントのようなチームづくりをしていれば、今大会は本当に台風の目になっていたかもしれない。
今さら遅いけど。。。
とにかく、サッカー協会は猛烈に反省してほしい。
次の監督は日本人が良い。
ロンドンオリンピックで4位に導いた関塚さんもいるじゃないか。
日本人の特性をよくわかっていて、結果も残している。
これ以上の適任はいない。
西野さんや風間さんもいいけど、クラブチームの監督だからすぐには難しいかもしれない。
スイスの名将ヒッツフェルト監督を見習ってほしい。
いくらビッグクラブから好条件のオファーが来ても、ドイツ語圏のチームしか指揮しないと断るほど、本当の一流指導者はコミュニケーションに拘る。
ジョゼモウリーニョは、ポルトガル語、イタリア語、スペイン語、カタルーニャ語、英語、フランス語の6カ国語を自由に操ることができる。
自国の監督だから、本当にギリギリのところで腹を決めて勝負にうってでることができる。
前回大会の岡田さんもそうだった。
日本はすでにW杯に出場することで満足するのではなく、勝ち上がることが目標となった。
そうなってくると、きめ細かい意思疎通による戦術の浸透と信頼関係の構築が絶対条件になる。
過去のW杯において、通訳をつけながらチームを優勝に導いた監督がいるだろうか?
答えは No である。
全て自国出身の監督なのだ。
W杯 歴代優勝監督 出身 優勝国
1930: アルベルト・スピシ ウルグアイ ウルグアイ
1934: ヴィットーリオ・ポッツォ イタリア イタリア
1938: ヴィットーリオ・ポッツオ イタリア イタリア
1950: フアン・ロペス・フォンタナ ウルグアイ ウルグアイ
1954: ゼップ・ヘルベルガー ドイツ ドイツ
1958: ヴィセンチ・フェオラ ブラジル ブラジル
1962: アイモレ・モレイラ ブラジル ブラジル
1966: アルフ・ラムゼイ イングランド イングランド
1970: マリオ・ザガロ ブラジル ブラジル
1974: ヘルムート・シェーン ドイツ ドイツ
1978: セサル・ルイス・メノッティ アルゼンチン アルゼンチン
1982: エンツォ・ベアルツォット イタリア イタリア
1986: カルロス・ビラルド アルゼンチン アルゼンチン
1990: フランツ・ベッケンバウアー ドイツ ドイツ
1994: カルロス・アルベルト・パレイラ ブラジル ブラジル
1998: エメ・ジャケ フランス フランス
2002: ルイス・フェリペ・スコラーリ ブラジル ブラジル
2006: マルチェロ・リッピ イタリア イタリア
2010: ビセンテ・デル・ボスケ スペイン スペイン
ちなみに、今大会の強豪国はどうなっているかというと、
出場国 監督 出身国
ブラジル ルイス・フェリペ・スコラーリ ブラジル
スペイン ビセンテ・デル・ボスケ スペイン(負けたけど)
オランダ ルイ・ファン・ハール オランダ
イタリア チェーザレ・プランデッリ イタリア
アルゼンチン アレハンドロ・サベーラ アルゼンチン
ドイツ ヨアヒム・レーブ ドイツ
フランス ディディエ・デシャン フランス
コロンビア ホセ・ペケルマン アルゼンチン
(言語はスペイン語)
スイス オットマー・ヒッツフェルト ドイツ
※スイスの6割以上はドイツ語。ヒッツフェルトはスイス在住で実質的にスイス人
この事実を真正面から受け止めれば、自ずとやるべきことは見えてくる。
本当に日本らしいサッカーを構築してW杯優勝を目指していくなら、日本人監督で目指すべきだ。
女子はすでに実践して結果も残しているじゃないか?
サッカー協会の賢明な判断を期待したい。
