2014年6月24日火曜日

サントリー次期社長にローソンの新浪氏就任で、日本でもプロ経営者風土が根付くきっかけとなるか

「彼を待っていた」サントリー佐治社長を直撃

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140624-00040922-toyo-nb&p=1

すばらしい人事。

サントリーのような創業家が大株主の超巨大企業において、外部から経営者を招聘するのはとても勇気のいることだ。

創業社長は時に思いきった決断をするが、ここしかないという人選だったのだろう。

理由を聞けば納得するばかり。
確かに他に選択肢は思い浮かばない気がする。


さて、海外では当たり前に行われている、プロ経営者として業界をまたいで企業を渡り歩くことが、今回の件をきっかけにして広がっていくだろうか。

前マクドナルド社長の原田さんがベネッセの社長になったり、元日本コカコーラ会長の魚谷さんが資生堂の社長になったり、このところ大手企業でも異業種の経営経験者を外部から招聘するという事例が増えつつある。

佐治さんもインタビューの中でおっしゃっているが、たとえ業界が違っていても、「経営」における基本に重要なことは何もかわらない。

ヒト・モノ・カネ・情報という経営資源を正確に把握しコントロールしていく術は、どの業界でも活かすことができるだろう。

ましてや、ローソンやサントリーなど、グローバル展開している超大手企業においては、経営スキルも大事だが、TOPとしてカリスマ性・オーラ・迫力がなければ務まらない。

創業家出身者が適度な経験を積んで後継者となる場合は、そういうものが自然と身に付いていることが多いのだが、サラリーマン出身社長などの場合、なかなか難しい。

やはり、若いうちから組織のTOPとして、胃がよじれるくらいの決断をしたり、人をまとめて組織を先頭でひっぱったりした経験を積んでいくことが必要になる。


日本もホールディングス化する企業が増えて、グループ会社の社長など頭数は増えてきたと思うが、まだまだ欧米に比べれば層が薄い。

経営のプロとして、5〜8年くらいのスパンで次々と企業を渡り歩けるようなプロ経営者がたくさんでてくるようになれば、働き方の新しい潮流が広がるきっかけとなり、良い意味で日本企業の競争力が高まることが期待できる。


それにしても、本当に良い人選だ。

メーカーからみれば川下の流通業での経営経験と人脈があれば、メーカーよりももっとユーザーに近い目線で戦略立てて動けるだろうし、すでにプライベートブランドなどを手がけて一部メーカーとしての機能ももっていたローソンでの経験は、サントリーでも十分活きるはずだ。

もちろん、リスクがないわけではないが、互いにチャレンジしていこうという気概を是非応援していきたい。