直木賞作家である池井戸潤の「オレたちバブル入行組」を読んだ。
前のブログに書いた日曜劇場「半沢直樹」の原作となった作品。
ドラマが面白かったので、早速本屋に行って探してみた。
ドラマの影響か、他の平積みの書籍に比べてもたくさん売れているようで、積み重ねの高さが1つだけ低くなっていた。
僕は年間200冊ほど読書するし、本屋で立ち読みすることも多い。
それらも含めると400〜500冊は読んでいる。
速読と言えるほどではないが、単行本くらいなら40分くらいで大体読めてしまう。
内容的にさらっと読めそうだったので立ち読みですませようか迷ったあげく、とりあえず購入し、近くのタリーズで珈琲を飲みながら読んでみた。
やはりドラマとは少し設定が違っているところもある。
しかし原作なりに面白く、今後のドラマがさらに楽しみになった。
半沢の強い意志と、浅野支店長の心の葛藤の描写が特に面白い。
メガバンクという大きな組織でエリート出世してきた支店長が、追いつめられ狼狽し憔悴していく姿が目に浮かぶ。
プライドが高く挫折をしらないエリートほど、脆く打たれ弱いものはない。
逆境は35歳までに経験しておくべきだ。
その谷が深ければ深いほど、乗り越えられる山も大きくなる。
これは僕の持論。
35歳までというのは、それを超えるとプライドが邪魔をして目の前の逆境から逃げてしまうからだ。
失敗しても周りが許してくれるのも35歳までと思っておいた方がいい。
そのうち、失敗しても怒られたり叱られたりしなくなる。
主人公の半沢は5億円という巨額の貸し倒れ債権を回収すべく奮闘するのだが、状況を考えれば並大抵の精神力ではない。
まあ、普通は無理だろう。
非現実的ではあるが、それが小説としては面白みを増す要素となっていた。
続編もあるようなので明日買ってみようと思う。
しばらく半沢直樹に振り回されそうだ。
