ピッチが悪いということもあるのかもしれないが、トラップミスやパスミスが非常に多かったのでフラストレーションが溜まるゲームだった。
コンディションが悪い選手も多かったように思う。
本田のようなキープできる選手がいないため、前線でためができず、攻めがとても単調だった気がする。
ヨルダンにはホームで6−0で勝っていたこと、引き分けでもワールドカップ出場が決まるという余裕が、油断につながっていたのではないかと思う。
岡崎はプレーにムラがあり精度が低く、内田は安易なプレーが目立ち攻撃のリズムを度々崩すことがあった。PKは獲得したが、唯一良いプレーがあれぐらいだった。
極めつけは遠藤のPK失敗だ。
1年ほど前から、少し遠藤のプレーにかげりが見え始めた気がしていたが、今日のパフォーマンスは全盛期の遠藤のプレーにはほど遠かった。
昔の遠藤であれば、あのPKは決めていただろう。
蹴る前、ボールに対して左に寄り過ぎていた。
キーパーは一か八かで止めたというより、遠藤のポジションから完全に読んでいたようなプレーだった。
やはり、J2というレベルの低い環境にいることが、プレーの質を落とす大きな要因になっているのではないだろうか。
遠藤自身、年齢からくる衰えもあるだろうし、プレー環境のレベルが下がっていることに対してもっと危機感をもつべきだ。
とても2014年までレギュラーポジションをとり続けるということは不可能なように思う。
思い切って、もっと高いレベルのプレーができる将来性のある若手にチャンスを与えた方が良いかもしれない。
チーム全体としては、残り時間10分を切ってから乾を投入したが、全くボールに絡むことができずに終わってしまった。
せっかくドリブルでの突破力がある乾が左サイドに入っているのに、ハーフナー向けにロングボールを蹴り込んだり、右サイドに寄った攻撃ばかりで、選手交代の意図が全く意識されていないチグハグなプレーだった。
本田、長友が不在だと、こんなにもチームインテリジェンスが落ちるのかと愕然とする。
スポーツには全て共通することであるが、それぞれ局面ごとにやって良いプレーとやってはいけないプレーがある。
例えば野球はプレーが都度止まるので、サインなどでプレーを確認して局面ごとに綿密にプレーの優先順位や注意点をチェックしながら進めていける。
しかしサッカーの場合、その判断基準は、点差、時間帯、相手のフォーメーションやポジションなどによって常に変化するため、監督やチームメイトがいちいち注意したりアドバイスしてくれる暇はない。
したがって、やってはいけないプレーは、選手が局面ごとに自分でしっかり意識していないと安易なプレーにつながってしまう。
これは普段の練習で意識しておくことはもちろん、瞬間的にAかBか、そしてCはやってはいけない、ということを判断できるように脳が鍛えられていなければならない。
フィジカルやボールを扱う技術はもちろん、この判断力を高める脳の訓練を日本の選手はもっとやったほうが良い。
世界の一流選手と日本選手との差は、この点にあるように思うからだ。
逆に考えれば、日本と世界との差はすでにそういうところまで縮まってきているということだ。
その点、やはり海外で活躍している香川や清武、長谷部などはレベルが高いと思う。
彼らは脳レベルが高いから活躍できるのか、活躍して高いレベルの環境にいるから鍛えられてきたのか。
たぶん、そのどちらもだ。
そして、常に頭でロジックを考えてプレーで試すということを普段から行っているのだと思う。
私が個人的にインテリジェンスが高いと思っている中村憲剛、柴崎岳、佐藤寿人などは、是非、日本代表で活躍してほしい選手たちだ。
ワールドカップ予選は6月のオーストラリア戦まで3ヶ月間空いてしまうので、さらなる選手の育成とチーム力の向上で、次回ですっきり出場を決めてもらいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿