2013年7月25日木曜日

がん保険って必要ですか?

日本郵政、米アフラックと提携 がん保険を共同開発 


ふーん。まあ、田舎では売るものないからなー。

確かにがん保険はわかりやすいし、年寄りには売りやすいかもね。


がしかし、がん保険ほどぼったくりな商品はないと思うのです。

うちの親父はがん保険を長年かけていたが、去年、心臓発作であっけなく急逝した。

死亡保険や医療保険は、掛け金に対して本人が得られるリターンが明確に計算できるが、がん保険は『がん』と診断されなければ保険金は支払われない。

したがって、誰も「がん」になりたくないのに、「がん」にならないと得をしないという意味の分からない保険なのである。

問題は、がん保険に入っている人が、全員「がん」にかかるわけではないという点だ。
うちの親父のように長年がん保険をかけて、違う理由で死亡する人の掛け金が、保険会社の利益と実際に「がん」になった人への保険金として支払われる。

つまり、「がん」にならない人が一定比率以上契約して頂くことが前提で成り立っている保険というわけだ。

何だか違和感を感じる保険じゃないですか?


それでも「がん」になると手術代とか入院代とか治療費とかかるから、不安になって入ってしまうのだろうな。

どうせ、誰もがいつかは死ぬのだから、「がん」になることを心配して保険に浪費するよりも、その分を生き生きと暮らせる人生の投資に回した方がいいのではないかと思う。

親父もがん保険の掛け金分で、ヨーロッパへ旅行ぐらい行けたのになと思うと、余計にがん保険の存在意義を疑ってしまう。


ちなみに私はがん保険には入っていない。

終身の医療保険と生命保険のみ。ただし、がんと診断されても保険金はおりるので、それで十分なのである。





2013年7月22日月曜日

自民党は簡単な憲法改正から取り組むべし

やれやれ。

参院選挙は大方の予想通りの結果となった。

ねじれは解消したものの、自民・維新・みんなの党の改憲派で3分の2の議席までは到達できなかった。

自民党が圧勝したといえ、比例の得票率でみるとたいした差はないのだ。

自民党   34.68%
公明党   14.22%
民主党   13.40%
維新の会  11.94%
共産党    9.68%
みんなの党  8.93%
社民党    2.36%
生活の党   1.77%
新党大地   0.89%
緑の党    0.86%
みどりの風  0.81%
幸福実現党  0.36%

自民党と公明党を足しても5割に満たない。

参議院は完全比例選挙にしたほうがいいのではないか?
今の状況では二院制にしている意味も価値も無い。

まあ、それを実現するためには憲法改正が必要だから、結局難しいのかもしれないが。

96条の改正を表に出すから進まないのだ。
先に、衆参3分の2以上の賛成を得ることができる議題で憲法改正を行えば良い。

そこで国民投票法を整備し、実際に国民投票をやってみないと、憲法改正自体にリアリティが持てないまま、なんとなく改革が進まないという状況に陥ってしまう可能性がある。


まずは1歩踏み出すためにも、できるところからやってみてはどうだろうか。

9条の改正なんて夢のまた夢。
もっと先にやることがあるでしょう。





2013年7月18日木曜日

地方経済のリバイバルプラン

先日、とある地銀の支店長と話をする機会があった。

その支店の取引先数は約90社。
弊社と同じ程度である。

そのほとんどは建設業者だという。

グローバル化やIT化などと言ったところで、地方経済の実態は20年前とほとんど変わっていないということだ。


その建設業者たちも、アベノミクス効果を期待して、今か今かとその恩恵に与れる日を心待ちにしているらしい。

しかし、未だにその効果を実感するまでには至っていないそうだ。

いくら地元経済に必要だからと言っても、必要のない無駄ものを作っては意味ないからね。

高度経済成長時は、インフラの建設がそのまま生産性の向上に直結したため理にかなっていた公共事業も、今や形を変えた社会保障である。

特定業者を優遇する社会的意味はなく、今後ますます淘汰されることは、自然の摂理のごとく明らかだ。

地方の弱い建設業者は、もっと生産性の高く安定した事業にシフトしたほうがいい。


僕には、それを実現するためのとっておきのプランがある。

そのアイディアを支店長に話したら、えらく感心して早速取引先企業に話してみるということになった。

果たしてその可能性が理解できるかな。


まあ、何もせずこのまま建設業を続けていれば、いずれ倒産するだけだから、ピンとくれば前向きに考える会社もでてくるかもしれない。


興味があればいつでもコンサルティングしますよ。


努力は必ず報われるのか

たしか、AKB48の高橋みなみが総選挙でスピーチした言葉だったと思う。

昨日、取引先の人と話をしていて、ひょんなことからそんな話になった。

本当に努力は必ず報われるのだろうか。


答えはNoだ

必ずではない。

どんなに努力をしても、その方向性が間違っていれば報われる可能性は限りなく低い。


まずは、目標を明確に定めること、
その目標に到達するためのロードマップをいくつか洗い出し、進むべき方向の優先順位をつけること、
そして正しいやり方で努力をすること。

これらを全てこなすことができれば、大抵の目標は達成できる。

問題は、報われたという状態をどのように定義するかであるが、明確な 状態 を設定することが重要だ。

なんとなくこうなりたいと考えているだけでは一生到達できない。



2013年7月17日水曜日

オレたちバブル入行組 を読んだ

直木賞作家である池井戸潤の「オレたちバブル入行組」を読んだ。

前のブログに書いた日曜劇場「半沢直樹」の原作となった作品。



ドラマが面白かったので、早速本屋に行って探してみた。

ドラマの影響か、他の平積みの書籍に比べてもたくさん売れているようで、積み重ねの高さが1つだけ低くなっていた。


僕は年間200冊ほど読書するし、本屋で立ち読みすることも多い。
それらも含めると400〜500冊は読んでいる。

速読と言えるほどではないが、単行本くらいなら40分くらいで大体読めてしまう。


内容的にさらっと読めそうだったので立ち読みですませようか迷ったあげく、とりあえず購入し、近くのタリーズで珈琲を飲みながら読んでみた。

やはりドラマとは少し設定が違っているところもある。
しかし原作なりに面白く、今後のドラマがさらに楽しみになった。


半沢の強い意志と、浅野支店長の心の葛藤の描写が特に面白い。

メガバンクという大きな組織でエリート出世してきた支店長が、追いつめられ狼狽し憔悴していく姿が目に浮かぶ。

プライドが高く挫折をしらないエリートほど、脆く打たれ弱いものはない。


逆境は35歳までに経験しておくべきだ。
その谷が深ければ深いほど、乗り越えられる山も大きくなる。

これは僕の持論。
35歳までというのは、それを超えるとプライドが邪魔をして目の前の逆境から逃げてしまうからだ。
失敗しても周りが許してくれるのも35歳までと思っておいた方がいい。

そのうち、失敗しても怒られたり叱られたりしなくなる。


主人公の半沢は5億円という巨額の貸し倒れ債権を回収すべく奮闘するのだが、状況を考えれば並大抵の精神力ではない。

まあ、普通は無理だろう。
非現実的ではあるが、それが小説としては面白みを増す要素となっていた。


続編もあるようなので明日買ってみようと思う。

しばらく半沢直樹に振り回されそうだ。









半沢直樹という現代の時代劇

http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/



TBSのドラマ「半沢直樹」の第2話が14日に放送され、平均視聴率21.8%を記録したらしい。

僕は1話を見ていなかったので、2話と合わせてまとめて観たら、はまってしまった。

確かにこれは面白い。


ドラマの低視聴率が言われて久しいが、やはり良い作品はそれなりに評価されるものなのだ。
視聴率という尺度自体が、現代のネット時代の評価軸としては時代錯誤になりつつあることは差し置いても、多くの人が興味を持って楽しんでいる証拠だろう。


ここ最近でヒットしたドラマに共通していることとして、
  1. 非現実的な設定
  2. 主演がヒーロー的要素を持つ
  3. 特徴あるキャラクターの好演
  4. 決め台詞

の4つの要素が含まれている。

家政婦のミタ、ドクターX、半沢直樹

特に、特徴あるキャラクターを役者が好演し、かつ決め台詞がハマると、見入ってしまうようだ。

ある意味漫画の世界だが、世の中が平和で閉塞感があるから、ヒーローが活躍する様子が痛快で面白いと感じる。

よくよく考えてみれば、日本人が好きなドラマはこのような要素を含んでいた。

水戸黄門、東山の金さん、暴れん坊将軍などは、毎回お決まりのパターンであるにもかかわらず、必ず悪者をやっつけるという設定と決め台詞で安心して観ていられる。


そういう意味では、今のヒットドラマというのは、現代の時代劇なのかもしれない。







2013年7月12日金曜日

経済成長率指標の警告と、みんなの党への期待と注文




参院選が近づいてきて、各政党の政策アピールが増えてきている。

昨日もニュースステーションでそれぞれの党首が出演して、政党のスタンスについて議論していた。

安倍首相は、原発と憲法改正に対する自民党の政策について、袋叩きのように突っ込まれて旗色が良くなかったし、印象が悪かった。

自民党が原発をゼロにすると言えないのは、核武装したいという夢があるからだ。
憲法改正の本当の目的も同じはず。
もういっそのこと、はっきりと言ってしまえば良いのにとさえ思う。

そういう議論も、正直に真正面から提起すべき時期に来ているのではないだろうか。

もはや日本で原発を稼働することは非常に難しくなった。

核のゴミの問題、核燃料サイクルの問題など、とても政治的に解決できそうにないことばかりを抱えながら推進していくことは不可能だろうし、そもそもシェールガス革命によって経済的にも優位性がなくなりつつあるのだから。

原発の問題と核武装の話を切り分けて国民的議論を図ることをやってほしい。


昨日のニュースステーションがどれくらい視聴率があったのか知らないが、見ていた人の一部は自民党に勝たせたくないと思った人もいるだろう。

それでも、対抗馬となりえる政党が明確でないことが、自民党にとって唯一の救いでもある。
ここだと言える政党がないのだから。

どこの政党も自民党の批判ばかりで政策に実現性を感じないというか、バランスが取れていないというか、良いことばかり並べているので逆に信用されない。
民主党のときのトラウマもあるしね。


会社の中期経営計画などでも同じことがよくある。
計画だけは立派なものを打ち上げておいて、その結果がどうであったのかが誤摩化されて検証が全くなされていないため、きちんとその成否の判断ができない。

政党の政策も同じことが言える。
選挙の時だけ良いことを言って、実際にどのような法律を作り、その結果どのように変化したのか、良かったのか悪かったのか、どこを修正すべきなのか、そういうことをしっかりと検証する機関があっても良いのではないだろうか。

本来はメディアがその役割を果たして欲しいところだが、とてもそのような機能を果たせる力があるとは思えず、政党とは独立した分析機関がほしい。
国民はその分析機関が作成したレポートをもとに政権与党の実績を判断するようにしないと、与党は良い実績ばかりをアピールするし、野党は批判ばかりするし、どちらのどの意見が正しいのかが全くわからない。

これでは、いくらネット選挙が解禁になったからと言って、いつまで経っても選挙期間中に選挙カーで名前を連呼するだけのつまらない選挙を脱することはできないだろう。

まあ、既存政党はそのほうが都合がいいのかもしれないけどね。。


ところで参院選の政策を見ていると、1つの疑問がわき起こってきた。

それは、経済成長率◯%を目指すという表現である。

特に自民党はアベノミクスを中心とした経済政策で、名目経済成長2%を目指すと言っており、みんなの党は4%を目指すと言っている。

何となく、経済成長すれば国民の所得が増えて儲かるようなイメージがある。
しかし、実態はそうではない。
もう少し正確に言うと、そうではなくなってきたし、これからはもっと乖離がでてくるだろう。

経済成長とは、いわゆるGDPがどれだけ増えたかということを意味する。

これには国民の生活を幸せにする指標とリンクするものと、真逆の効果のあるものとが含まれる。
また、本来国民生活が幸せになるために必要な要素が含まれていなかったりもする。

たとえば、電気料金が値上がりすると、得をするのは電力会社とその社員であるが、国民の多くは生活費の負担が増える。しかしGDPを押し上げるので国全体の経済は成長する。

地震や津波で家屋が倒壊して多くの人が亡くなっても、新しい公共工事の需要が生まれ、多くの亡くなった方のお葬式が執り行われ、お墓もたてなければならない。つまり新しい需要が産まれることでGDPは押し上げられる。これも経済成長と言える。

一方で、お金が動かない人間の活動はGDPに含まれない。
たとえば、毎月ジムに通っていた人が会員を辞めて皇居をランニングするようになった場合、お金を使わなくなるのでGDPはマイナスになる。

バリバリ忙しく働いていたお父さんが転職して給料を減らし、その分家族と過ごす時間を増やしたことでその家族は前よりももっと幸せを感じることができるようになっても、GDPとしてはマイナスだ。

また、たとえば10人の平均年収500万円というケースを考えた場合、
①10人全員が年収500万円
②1人ずつ無収入、100万円、200万円、、、、、900万円
③9人が200万円、1人だけ3200万円

このいずれも平均年収500万円である。

特にいびつなのは③で、1人だけ突出して年収が高い。

たとえばこの人がさらに儲かって年収が倍に増えたとする。
そしてその他の9人が20万円ずつ年収が減ったとすると、平均年収は802万円になり、全体の成長率としては1.6倍にもなるのだ。

この場合、全体としては経済成長したと言えるが、多くは経済的に苦しい状況にある。

まあ実際のGDPの計算はもっと複雑なのだが、単純に考えればこういうことなのである。


つまり、経済成長という指標は、国民が幸せと思える感覚とは全く関係なく、お金が全体として儲かったのか、多く使われたのかということだけにフォーカスしたものであるということだ。

だから、名目成長率4%といったところで、その恩恵を国民の多くが受けることができるかというと、そういうわけではない。
むしろ、規制を排除して経済活動を促せば促すほど、格差は広がっていく。

そして格差を是正するために手厚い社会保障が必要となり、それは既得権益化しやすいものとなる。


もちろん、だからといって経済成長しないほうがいいわけではない。
成長はしたほうが良い。しかし、それで全て幸せになるということではないということだ。

むしろ、経済成長率の目標達成が目的になってしまうことによって、国民生活の幸せ実感とかけ離れてしまうことを危惧している。


僕の志向する考えに政策的に近いため、個人としてはみんなの党を応援しているが、もう少しだけ深みが足りない。
どうしても良いことばかりアピールしているように見えてしまう。

みんなの党のアジェンダを見ると、公務員を10万人削減して人件費を2割カットすると書いてある。
納税者としては無駄が省けるから良いことだと思える一方で、その人たちにも養っている家族があり、同じ日本国民であることが考えると、では退職した後はどうなるのか? と考えてしまう。

実際、公務員でそれなりの所得が得られるところに再就職できる人なんて限られているはずだ。
民間は甘くないしスキルとしてもつぶしが効かない人が多い。

だからこそ無駄となっているとも言えるが、一企業がリストラするというのとは規模も責任も違うのであるから、そういう配慮も見せた政策をアピールしてほしい。

物事は多面的だ。
ある人にとっては無駄なものも、ある人にとっては必要なものだったりする。


僕が経済成長という指標に疑問を持っている大きな理由は、『経済は成長し続けることができるのか?』という疑問を持っているからだ。

産業が成熟し、生産性が極限まで高まると、究極的には人間の仕事は無くなっていく。

高度な技術力と生産性を高める卓越した勤勉さをもった日本が、世界で唯一デフレに喘いでいることとそれは無関係ではない。


つまり、どこかのタイミングで経済成長しなくなる時点が到来する ということだ。

だから、そういう世界をイメージしながら国づくり、仕組みづくりを考える必要があるのではないかと考えている。

そして、おそらくそれはそれほど遠い未来ではないはずだ。
2045年には、半導体の演算処理能力は人間の脳を超えると言われているのだから。

あと30年以内にその転換期は必ず訪れる。

そのような社会で原発が必要なのか、核弾頭が必要なのか、国という概念が成り立つのか、政治はそのような方向性を示すものであってほしい。


日常の生活でそこまでをイメージしている人は少ないだろうからこそ、目先の改善案でなく、ビジョンを示してほしい。

そうすれば大きな支持を得ることは間違いないのだから。





2013年7月10日水曜日

マクドナルドに注目

5月度から一部商品を値上げし、客単価向上に戦略転換したマクドナルド。

今は1,000円バーガーキャンペーンなどで、さらに客単価を向上させる施策を積極的に打ち出している。

そのような中、一昨日6月度の月次業績が発表された。

http://www.mcd-holdings.co.jp/financial/monthly/index.html

月次レポート:売上高ほか 前年同月比
2013年7月8日更新(毎月10日前後)
(単位:%)
2013年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
全店売上高-15.2-10.4-1.7-1.92.12.6
既存店売上高-17.0-12.1-3.6-3.70.51.0
客数-8.1-10.95.82.7-3.1-2.7
客単価-9.7-1.4-8.9-6.23.73.8
※マクドナルドセールス財務データより抜粋


客単価は値上げ効果もあって5月に引き続き前年を3.8%上回り、売上も1.0%向上している。

そういう意味では成功していると言えるかもしれない。


しかし、僕が着目しているのは客数だ。前年対比2.7%減である。

ここ数年の値下げ戦略で、マクドナルドの客層は少し入れ替わったのではないかと思う。

そのため、値上げに対しては敏感に反応し、少し客足が遠のく可能性がある。


それに、一度値下げをした商品は、自らその商品価値の期待値を下げてしまっているので、同じ価格を支払うことに抵抗感を覚えやすくなる。

結果として、客数が減少していくことになりかねない。

実際、5月、6月の数字はそのような傾向を示している。


マクドナルドはこれまでマーケティングを駆使して最大限成長してきたため、その伸びしろが限界にきているのではないかと思える。

世界フランチャイズチェーンとして、日本独自でやれることには限界があるのかもしれない。


今後も外食企業の雄として、その動向を着目していきたい。


DeNA池田社長と波留コーチのトラブル


http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130709-1154413.html

若いねぇ。。。。


波留さんは選手時代から熱血漢で知られた人だから、球団社長とはいえ自分よりも年下の男から偉そうに言われて、けんか腰になったのかもしれない。

記事からは微妙なニュアンスは伝わってこないので、実際にどのようなやり取りがあったのか、この時だけでなく以前からコミニュケーションギャップがあったのかどうかなど、細かいところはわからない。

ただ、公共性の高いプロ野球チームの社長なのだから、年上の現場コーチに対する接し方としてはまずかったのだろうと思う。

いくら嫌味な言い方をされたとしても、笑って受け流すくらいの器がなければ組織は良い方向に進まない。


池田社長は、住友商事・博報堂を経て2007年にDeNA入社。2010年にdocomoとの合弁会社の社長となり、昨年DeNAがベイスターズを買収した際に、自ら志願して社長となったらしい。

直接お聞きしたことはないので正確ではないかもしれないが、経歴を拝見する限りでは、大きな組織で年上の方々をマネジメントした経験は少ないのではないかと思われる。


まして、叩き上げのプロ野球選手やコーチ陣は、通常のビジネス人としての感覚が通用しないことも多いだろう。

もちろん、その点は十分踏まえた上で対応されていたとは思う。
しかし、このような事態が発生しているということは、結果として、そもそもの人選に問題があったのではないかと言われても仕方が無い。

横浜育ちで昔からベイスターズファンだったようなので、チームに対する思い入れが強いことも、返って冷静な思考の妨げになってしまった可能性もある。


一度このような問題を起こしてしまうと、現場からの信頼回復は相当難しいと思われる。

仮に波留コーチ側が一方的に悪かったのだとしても、報道はそのような捉え方をしていないのだから、どこへ行ってもそのような見方をされることは避けられないだろう。

中畑監督も2年契約の2年目で後が無いわけだが、池田社長も今シーズン限りで交代ということもありえる。


グリーが業績を急激に落としているなか、DeNAは比較的堅調である理由の1つとして、ベイスターズでの広告効果をあげる人も多い。

その意味では球団買収は成功と言える一方で、プロ野球チームという非常に特殊な組織のマネジメントを成功に結びつけるには、トップ人事次第と言っても過言ではない。


新しい発想やアイディアで独創的な取り組みにチャレンジしていくということと、組織マネジメントは全く別もの。

若くチャレンジするチームであるからこそ、中長期的なビジョンを持ち、焦らず現場を信頼したチームづくりで成果を上げることを期待したい。



2013年7月6日土曜日

国立国会図書館



今日は朝から時間があったので、永田町にある国立国会図書館に始めて行ってきた。



日本で発刊されてISBN番号がつけられている本は全て網羅されている。

さすがに今まで経験したことがない規模である。

あらゆるジャンルの書籍があり、これから毎日通っても飽きないだろう。

日曜日は休みなので、土曜日の過ごし方の一つとして選択肢にいれておきたい。


2013年7月3日水曜日

Bloggerを使う理由

このブログは今年の3月から始めたわけだが、そのときにWordPressを使うかどうか迷った。

デザイン的にはWordPressのほうが柔軟性があり、かっこいいサイトにすることも可能だけど、サーバーの保守費用や不正アクセス対策などの手間を考えて、GoogleのBloggerを使うことにした経緯がある。

何よりも、Googleの検索エンジン対策をする必要がない。
だってGoogle運営のブログサービスだからね。

今後、どのように仕様変更されても、間違いなく検索で不具合が発生するということにはなりません。


しかも、独自ドメインでも利用できる。

今のところは個人で運用しているのでドメイン変更する理由もなく、僕はこのままで何の問題もない。

使い勝手は気に入っております。


永江さんのブログでWordPressの乗っ取り対策が書いてありました。

こういうこと自体が面倒くさいわけですな。
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=7410


まあ、Bloggerにしても、Googleのアカウント自体を乗っ取られる危険性もありますけどね。

いずれにしても、総合的に判断して、Bloggerが使い勝手が良いのは間違いないのです。



楽天が証券アナリストを名指しで批判

http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=1256&info=890574


これはすごいね。

三木谷さん、よほど腹に据えかねたんでしょうな。


まあ、証券会社のアナリストなんて、やってることは競馬の予想屋と大して変わりないのだから、ちゃんとやってても適当にやってても、それほど大した差はない。

レポートは本来は投資家に向けて書くべきもものだが、実態としては、企業のIRに利用されるためにある。
だから楽天は怒っているわけだ。

なまじっか大手証券会社だし、下手に評価を下げるレポートだと株価にも影響するから、中身も稚拙だったから放っておけなかったんだろうね。
気持ちはわかる。

はなから存在意義が疑わしいものなので、僕自身、信用したことはない。



戦術理解度とは何か?



よく、サッカー選手の評価をする際に使われる戦術理解度という尺度。

これはどういうことを意味するのかを考えてみたい。


サッカーは45分ハーフで戦う競技であり、試合中は局面局面で細かく監督が指示することは難しい。
したがって、普段からチームとしての目指すべき方向性、動き方のルール・約束事を決めておき、チームのパフォーマンスが最大化するように、それに基づいて忠実に動ける選手のことを戦術理解度が高いと言える。

しかし、試合は常に流動的であり、必ずしも予め決めたシナリオどおりにうまくいくわけではない。
基本的には戦術通りに動けたとしても、それを無視した判断を求められる場面は多数発生する。

つまり、そのルールに縛られすぎてもいけないし、自分勝手に行動してもいけないのだ。

その状況判断が的確にできる選手が、真に戦術理解度が高いと言える。


さらに言うと、監督の意図する動きができて、局面ごとに的確に判断しミスが少ない選手というのは、とても使い勝手が良い選手であり、レギュラーとして使いやすい選手となる。

言い方をかえると、重宝する選手ということだ。

また、プラスアルファのエッセンスを加えることができる選手はさらに特別な選手となる。


ビジネスの世界で言えば、以下の4パターンになる。

①言われたこともできない人、
②言われたことだけを忠実にできる人、
③言われたことをこなし、さらに少しレベルの高い品質で実行できる人、
④気を利かせすぎてやらなくていいことまでやってしまう人、

①は論外。
②は最低ライン。
③組織を動かす側からすると、最も使いやすい人材
④期待水準を大きく逸脱した仕事は、いくらそれが高いレベルであったとしても、かえって組織全体のパフォーマンスを低下させる要因になる。


③と④の違いは紙一重だ。
④はせっかく実力的には十分なのに、評価されないこともある。

いま、そのチームで与えられている役割はどういうことで、何をすべきなのか、その瞬間瞬間の判断力に優れ、それを具現化できるスキル・技術を持っている。しかも適度に。

こういう選手が戦術理解度が高く、監督が使いやすい選手と言える。


仮にゴールをあげたとしても、それが周りを無視した自分勝手なプレーだった場合、またはそのような行動を繰り返す場合、その選手はそのチームに不適切と判断されるかもしれない。
その選手が特別スーパーな技術を持っていて、完全にその選手中心のチームづくりをしていれば別かもしれないが、組織的な守備と攻撃が一体となる現代サッカーにおいては、おそらく通用しない。


さて、そのような戦術理解度は、技術と同じようにスキルアップは可能なのだろうか。

答えは簡単。それは可能だ。

ただし、鍛えるのは脳である。


当たり前の話だが、身体が動くのは脳が指示をしているからであって、勝手に動くわけではない。
反射的に身体が動いているとしても、それも全て脳が指示をしているわけだ。

この瞬間にはどのような動きをすれば良いのか、様々な局面でのシミュレーションから適切な行動を一瞬で導きだし、身体を動かすということになる。

超一流選手というのは、その判断基準があらゆる場面を想定して明確に確立しており、その判断基準をもとに、瞬時に的確な動きを実現できるのである。


つまり、超一流になるためには、技術的なスキルと合わせて、脳も超一流に鍛えなくてはいけないということだ。

ボールを蹴るだけ、走るだけ、では、本当の意味で上達しているとは言えない。

考えながらボールを蹴り、考えながら走るのだ。


オシムの目指すサッカーがそうだった。
なので、選手はとても疲れたという。

何も考えずに身体を動かすのは、身体的にはしんどいが、すぐに回復する。
しかし、頭をフル回転させながら身体を動かすと、疲労はその比ではない。

とくに、そういう状態に慣れていなければ、集中できる時間は限られてしまう。


競合国と日本の差は、実はこの点にあると僕は考えている。

つまり、普段から常に考えてプレーしている選手は、その状態が普通となって脳の耐久性が高まり、集中も途切れず、質の高いプレーが持続できるわけなのだ。

たとえば、スーパーサイヤ人2になるために、スーパーサイヤ人で日常を過ごすのに似ている。スーパーサイヤ人が日常になれば、普通に戦うだけで高いパフォーマンスが発揮できる。


日本選手が集中力を欠いたプレーをしてしまったり、少しだけプレーの判断が遅いのは、このような考えに基づいて、普段からプレーしていないからではないかと思う。

日本人プレイヤーでこのような動き方をしていると思えるのは、香川と遠藤くらい。

前田、長谷部、本田、今野もレベルは高いが、その点においてはまだ世界レベルとは言いがたい。


過去には、中田英寿や小野伸二、宮本恒靖などがレベルが高かった。
彼らは、非常に賢いうえに、よく考えている。

普段からより深く考えているために、プレーでそれが実践できる。


Jリーグや日本代表でも、こういうトレーニングをたくさんやったほうがいい。

一番良いのは、小学生や中学生くらいから徹底的に行うことだ。

ブラジルの選手たちのプレーレベルが高いのは、小さい頃から無意識的にそういう環境が普通にあるからだ。
たぶん、座学自体はやっていないが、周囲の大人が全員コーチみないな存在だから、判断基準と考えながらプレーするということが自然に身に付いているのだと思う。


鍛え方はいろんなやり方が考えられるが、たとえばこんな感じはどうだろうか。

・ポジション別にありとあらゆるシチュエーションを出題し、最適なプレーを瞬時に答えさせる。
・なぜそのプレーなのかを答えさせる。
・さらによいプレーがないか考えさせる。
・レベルが上がってくると、動き方をさらに具体的に細かくしていく
・身体の入れ方、シュートコース、パススピード、ドリブルの方向、オフザボールの動き方
・これを毎朝1時間毎日行う。
・その後の練習で復習しながら練習に取り入れる。
・導いた答えは、データベース化し、判断基準と動き方のマスターとしてブラッシュアップを積み重ねていく。
・動き方を可視化し、標準化し、さらに新しい良い考え方があれば上書きしていくという作業を繰り返していく。


実際やるとなれば、相当大変なことだろうが、1年も続ければものすごいレベルアップが図れるはずだ。

本を毎日1冊読む人と、全く読まない人では、1年後の思考力に雲泥の差がでるのと同じのことなのだ。


W杯まであと一年。

何とかこういう発想も取り入れてもらって日本代表にレベルアップしてもらいたい。






2013年7月2日火曜日

ブラジルが強くて最先端

コンフェデ決勝は、ブラジルが素晴らしいサッカーを披露して3−0の完勝でスペインを下した。

この試合でも、今年のチャンピオンズリーグの結果を反映するかのように、フィジカルを活かした組織的な守備とスピーディーなショートカウンターを効果的に多用したブラジルが、スペインのパスサッカーを封じ込めたかたちになった。

スペインは国際大会での負けは南アフリカW杯ぶりというくらい負け知らずだったわけだが、この大会の結果の意味は大きいかもしれない。

準決勝でイタリアが見せた戦術や決勝のブラジルのサッカーは、スペインに対する勝ち方を示す大きな一歩だった。


オシムも言っているように、現代の最先端のサッカーでは、フィジカルを活かし、効果的によく走れるチームが勝つ。

そういう意味で、オシムが日本代表で実現しようとしていたサッカーは、その最先端だったわけだ。

個人個人のレベルが高いチームが、最も走れるチームになった時、それは無敵になる。

戦術的にもスコラーリの意図は明確に選手に伝わって具現化されていた。

特にボランチのグスタボは非常に効果的な動きをしていた。
日本も多いに参考にしてほしい戦術・戦い方だった。


これで来年のW杯は、ブラジルが明確な優勝候補になった。
ホームの利を考えると、よほどのことが無い限り、その優位性は動きそうにない。

果たして、スペインのリベンジはありえるのか、興味は尽きない。。。。



それにしても、スコラーリとデルボスケ。 似過ぎ。。。

スコラーリ

デルボスケ