2013年4月28日日曜日

MRIインターナショナルの詐欺は見破れたのか

1300億円の資産がほとんど残っていないというこの事件。

いつの時代でもこの手の詐欺話はよくあることだ。

当事者の方からすると、いくらでも言い訳したいポイントはあるだろう。
虚偽の報告されていたとか、ちゃんと配当金は支払われていたとか、もっともらしいロジックを説明されていたとか。

それでも、見破れたであろうポイントはいくつかある。

大口顧客には年利8%という高い利回りで契約していたそうだ。
ということは、事業としてはその運用会社の経費と利益を乗っけた利回りを確保しなければならないわけなので、10%以上の利回りを産み出す債権を運用しているということになる。

そんな利回りを安定的に継続して確保できるような事業なら、すぐに競合他社が参入して収益性は下がるのが普通だ。

少し考えればわかることだと思うのだけれど、投資家と言っても自分で投資して事業を実際に行ったことがない人も多いのだろう。
単純に金を持っていたというだけで、金で金を産もうと思って失敗するパターンだ。

高い金利に目を奪われて、なぜそれだけの利回りを確保できるのか、競合参入によって同じ収益性が持続可能なのかなど、見るべきポイントをしっかりと見れば、どう考えても継続しないことは明らかだと思うのだが。

それと、詐欺的な要素を見極める決定的な要因は、投資家を集めて頻繁に懇親会をおこなっていたということだ。
高級ホテルや高いレストランで行われていたこのような懇親会で、投資家同士の自尊心をくすぐることに寄ってさらなる出資を募っていたらしい。

しかし冷静に考えれば、そのような運用経費も自分たちの出資金運用による事業収益から賄われているわけで、それこそ無駄な経費。
本質からずれているのに気付けば、こんなところに出資などしない。


見栄を張る人の成功は長続きしない。

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