2013年8月26日月曜日

生命保険の価値が下がり始めた時代になったのかも

たまたまクライアント先で生命保険の話になった。

企業ではオーナー社長に生命保険をかけて、節税対策とともにリスクヘッジしているケースが多い。

しかし、掛け金に対してリターンを計算した場合に、それが適正かどうかを正しくわかっているケースは意外と少ない。

税理士からアドバイスを受けていてもそのような状態なので、ましてや個人で契約している生命保険や医療保険は、無駄なお金を支払っているということがままある。


そもそも保険なんてものは、みんなの掛け金で個人のリスクをヘッジするためのものであり、たまたまそのリスクに直面した人はその恩恵を受けられるが、現在の日本のような健康大国においては、ほとんどの人は損をするだけで終わってしまう。

たまに、たくさん保険金をかけておけば死んだ時にたくさんお金が手に入るので無理してでも掛け金を上げておこうという人がいる。
しかし、現在の生活レベルを下げてまで必要かどうかはしっかり考えて判断したほうが良い。

この傾向は、特に女性に多い気がする。

やはり女性は安心したい動物なのかな。


まあ、死に直面すると価値観は変わるだろうし、保険は人の人生観を如実に反映するので他人がどうこう言えることでもないけどね。

死んだ人間にお金はいらないわけで、もちろん残される家族のためのものである。

でも、仮に40歳そこそこで旦那が急逝して1億円の保険金が手に入ったところで、平均寿命の90歳近くまで生きるには、1億円では足りないよね。

1億円の保険金を受け取ろうと思ったら、毎月どれだけの掛け金になるか。。。


結局、男女に関わらず、いつまで現役で働き続けることができるかが重要な時代になってしまった。

何よりのリスクは、死ぬことではない。
働けず、無収入の状態でも死ねない状態に陥ることだ。


保険金が一時的な収入として得られたとしても、それを何十年にもわけて計画的に使える人なんて人握りだ。
ほとんどの人は、手にしたことの無い大きな金額に気を大きくしてあらかた使ってしまう。

そして、その後の長い人生を生き続けるために、働いて収入を得なければいけない。

ネット生保が伸びてきている昨今であるけれど、生命保険そのものの価値は、どんどん下がっていくのではないか。
そんな気がしている。


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